オランダのアメジスト

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京橋にて

昨日は、建築家の伊東豊雄さんと、思想家(という肩書がいいのかな、、、?)中沢新一さんの対談を聞きに行った。

中沢新一さん、初めて拝見したけど、「こんな風貌だったかしら」というのが第一印象。

昔の雑誌やらで見ていたお顔に比べ

なんか適度に緩んでて、いい感じで年を取っていかれてるんだろうなぁ。

 

さて、お二人の話のテーマは「聖地」。

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博学なお二人、話がとどまることを知らず、

次から次へと興味深い内容が展開されておりました。

築地市場と新国立競技場についても触れられていて、、、

(詳しくは、中沢さんの「アースダイバー」という本で。

一緒に行ったなおちゃんによると、すんごい名著だそうな)

まぁ、どちらも残念な結果ですが

伊東さん、それらもあって疲れてしまい、今は新たな聖地(大三島)を見つけ

そちらに注力されているご様子だった。

まぁ、それだけのエネルギーを持っている場所でもあるんだけど。

 

さて、中でも私がおもしろかったのが

日本人はみんな「海民」(かいみん)であるという話。

海から始まり、川を上っていって、内地に入り込み

そして米を作るようになったんだ、と。

そして海岸線沿いにはたくさんの海の神様、八幡様が並んでいるんだそうな。

私は八幡様とのご縁が深いと勝手に思ってて

お宮参りも鶴岡八幡宮、小さい頃に近くにあったのも八幡様、

西荻に住んでたときも、いま、住んでるところも近くに八幡様がおられる。

そんな風にいつも自分の近くにいてくださるのが、自分を護ってくださってる

神様なんだそうな(これは大野百合子さん論)。

 

米と日本人は縁が深いことをよく言われているけれど

実はそれ以前に「海」であり「魚」であり「貝」であったのだな。

伊勢神宮でもアワビや鯛もお供えされてるものね。

 

あと、伝統的な祭りとか儀式とか言われているけれど

それらの発祥もたかだか室町時代であり、深遠な根拠なんてない

と中沢先生は言いきっておりました 笑。

時の演出者が直感や演出で創り上げただけのこと。

伝統はいつからでもダイナミックに創り変えていくことができるんだ

という話もおもしろかったなぁ。

 

このお二人と一緒にお酒飲んで、一晩でも話、聞いていたい!

そんな気持ちにさせられた、いい時間でした。

ちなみに6月17日まで京橋のLIXILギャラリーでは写真展を開催しているそう。

家族で大三島に移住した、沙里ちゃんたちも映ってるというので

もう一度、見に行かなくちゃ。

そのうち、本物の大三島も訪ねたいなぁ、、、。

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