オランダのアメジスト

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武相荘

先日、鶴川へ行った。

フランクがいつも通っているお茶会が、

今回、鶴川の武相荘(ぶあいそう)で行われるということで

いつもなら「一人で行ってくれば~?」だったのが

「こりゃ、行かねばなるまい!」と

家族4名&お茶好き女子2名と一緒にお邪魔してきた。

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ずいぶん前、骨董に少しはまってた時期があり、

そのころに知ったのが、白洲次郎白洲正子

二人ともが戦前に留学し、西洋文化を体感していたからこそ

日本文化が持っている懐の深さを誰よりも認識できたんだろう。

そのお二人が移り住んだ土地が小田急線の先にあるというのは知っていたんだけど

こんなきっかけで訪れるとは。

骨董屋さんを一生懸命に見て回っていたあの頃の思い出も入り交じり、

ちょっと感慨深かった。

 

この日は気持ちよい風が吹き、いいお天気。

家や庭を散策していると、雲がないときは日差しが痛いくらいだった。

あちこち、見て歩くが、なんの説明を受けずとも、

センスのよさがにじみ出てくるしつらえで、とにかく、気持ちいい。

ミュージアム(二人が住んでいた家)に入ると

お茶碗や着物、タンスや書斎なども拝見できるのだが

床のタイルや大きな梁が特に印象的だった。
白洲正子さんの書斎にある本棚の数冊は、
我が家にも並んでいる!とうれしくなってもみたり。
庭の散歩道には竹林もあり、そこで撮った写真にはきれいな光が。

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お茶会は子ども二人もなんとかおとなしくでき(たと思いたい、、、)

お菓子もお茶もおいしくいただきました。

その席で、床の間に見立てた棚に飾られていたのが

白洲正子さんの一番のお気に入りの茶碗。

金継ぎされ、ずいぶんと大事にされたんだろうな。

まったりとした風合いながら、すがすがしさもただようお茶碗。

松の枝のバランスもお見事(と偉そうに語ってみる 笑)。

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武相荘の周辺は見事にハウスメーカーの家で埋め尽くされているが

彼らが移り住んだ当時は、一面がたんぼや畑、竹林だったんだろうなぁ。

日がな一日、ここでお茶を飲み、本を読み・・・。

そしてご主人が亡くなったあと、

白洲正子さんは書斎でひたすらペンを動かしていたんだろう。

ここだけは時間の流れが違っていて、結界が張ってあるかのようだった。

 

¡Viva la vida!